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第3話『魔術VS魔術』(3)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年11月13日(木)12時22分27秒
返信・引用 編集済
  朝食を食べた後、俺と夜宵は
恭子ちゃんの誕生日プレゼントを買いに、街に来ていた
「ねぇねぇ、何が良いかな?」
「ペンダントは英二がプレゼントしたから・・・」
街に来たは良いが、何を買うか迷っている
ペンダントは英二がプレゼントしてるから・・・
「そうだ、ブレスレットはどうだ?」
「ブレスレットかぁ・・・うん、それにしよ」
となると、行くお店はアクセサリーショップだな
確か今居る場所から近くの所に1件あったな・・・

製作途中
 
 

第3話『魔術VS魔術』(2)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年11月11日(火)23時08分34秒
返信・引用 編集済
  夢・・・これは恐ろしい夢
これは・・・10年前のあの事件・・・
『母さん!!、父さん!!』
そう叫ぶ、子供の頃の俺の目の前には
ボロボロになって血を流し倒れている、母さんと父さんが・・・
『真人・・・最初は辛いでしょうけど・・・我慢よ・・・男の子でしょ?』
そう言うと母さんは力尽きた・・・
父さんは既に・・・亡くなってる・・・
『母さん・・・父さん・・・』
辺り一帯は炎に包まれている・・・
そして、その炎は一瞬で母さんと父さんを包んだ
炎が消えると・・・母さんと父さんの亡骸は無くなっていた
そこで・・・俺は・・・

                    φ

起きると、真人君がうなされていた・・・
「うぅぅ・・・母さん・・・父さん・・・」
「真人君、大丈夫?」
体を揺すると、真人君が目覚めた
「うっ・・・夜宵?」
「大丈夫?、うなされてたけど・・・」
私がそう言うと
真人君はいきなり私を布団の中で抱きしめた
「どっ・・・どうしたの?」
「こうさせてくれ・・・頼む・・・」
そう言う真人君は・・・
「(震えてる・・・怖い夢だったんだね)」
「夜宵・・・すぅ・・・すぅ・・・」
私の名前を呼んだ後、再び真人君は眠りに付いた
そんな真人君の背中をすりすり触って・・・
「大丈夫だよ・・・私は傍に居るよ・・・真人君」
私は顔を上に向ける、すると丁度
真人君の唇に届きそうだったので
私は真人君の唇に自分の唇を重ねてキスをした
「んっ・・・おやすみ・・・真人君」
そう言って私は目を閉じ、寝る事にした・・・

                    φ

朝、俺は起きると、夜宵は隣に居なかった
「リビングか・・・」
俺はパジャマのまま、リビングに向かった

リビングに入ると、テーブルの上にラップがかけられた
ご飯が置いてある・・・でも、夜宵が居ない・・・
「ん?、何処に行ったんだ・・・」
すると水が流れる音がしたので、風呂場に・・・
脱衣所に入って、浴場のドアを開けると・・・
「ひゃう!?、まっ・・・真人君」
そこには、裸で体を洗おうとしている夜宵が・・・
「ごっ、ゴメン!!」
俺は急いで浴場のドアを閉めた
「別に・・・良いよ・・・気にしてないから」
「それでも・・・女の子が1人で入ってる所に・・・」
そう言うと、ドアの反対側から・・・
「別に良いよ・・・真人君になら・・・私、裸見られたって良いもん」
「そういう問題じゃなくて・・・」
「それに、前だって一緒に入ったでしょ?、何が恥ずかしいの?」
「はぁ・・・いや・・・そうじゃなくて・・・」
そう言うと・・・
「一緒に入ろうよ、背中洗ってあげるから」
「・・・分かったよ、朝食の前に朝風呂と行くか」
俺は脱衣所で服を全部、脱いで
腰にタオルを巻き、浴場に入った
すると夜宵は既に体を洗い終え
体にタオルを巻き、浴槽に入っていた
「それにしても夜宵、朝にどうしてお風呂に?」
「汗でベトベトになってたから、朝食作ってすぐ入ったの」
俺はかけ湯を浴びて、浴槽に入る
「ふぅ・・・朝に入るのも悪くないな」
「えへへ・・・でしょ?」
「あぁ・・・それに、夜宵も一緒だしな」
そう言って俺は夜宵を抱き寄せる
すると夜宵は顔を赤くして・・・
「もう・・・」
「どうした?、顔なんか赤くして」
「赤くなってないもん・・・お風呂のせいだもん」
「素直じゃない夜宵には・・・もう撫で撫でしてあげないっと」
それまで頭を撫で撫でしてあげてたのを止めると・・・
「やだぁ・・・止めないで・・・お願いだよぉ」
「素直じゃないからな・・・ダメだ」
俺がそう言うと、夜宵は泣き出した・・・
「うえぇぇぇぇぇぇん・・・素直になるからぁ、止めないでぇ」
「おっ、おいおい、何も泣く事ないだろう・・・ほら、撫で撫で」
俺は泣いている夜宵の頭を撫で撫でする・・・
すると、夜宵は泣き止み、目を細めて喜ぶ・・・
「ほふぅ・・・えへへ・・・」
そして、夜宵は俺の肩に頭を乗せた
「どうした?、夜宵」
「ねぇねぇ・・・キスして」
「キス?、また突然だな・・・」
「だって・・・素直になれって言うから・・・」
そう言う夜宵の顔を手で上げて
俺はキスをした・・・
「んっ・・・」
そして唇を離すと・・・
「えへへ・・・ありがと」
「夜宵、そろそろ上がってご飯食べようか?」
「そうだね・・・うん、ご飯食べよ~」
それから俺と夜宵はお風呂から出て
普段着に着替えて、リビングでご飯を食べた
 

第3話『魔術VS魔術』(1)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年11月 8日(土)22時31分44秒
返信・引用 編集済
  俺と夜宵は家に帰って来た、英二と恭子ちゃんも一緒だ
「ソファーに座ってくれよ」
「あぁ・・・悪いな、真人」
そう言うと、英二は恭子ちゃんを抱っこしたまま
ソファーに座った、英二の胸に顔を埋めて
スヤスヤと気持ち良さそうに眠っている恭子ちゃん
「むぅ・・・英二君・・・」
寝言で英二を呼ぶ恭子ちゃん
それを聞いた英二は恭子ちゃんの頭を撫で撫でする
「よしよし・・・」
恭子ちゃんの胸で英二がプレゼントした
ペンダントが輝いている・・・
「ご飯も食べてってよ、良いよね?、真人君」
「あぁ、そうだ、恭子ちゃんも一緒にさ、夜宵が作ってくれたご飯は美味いぜ?」
「何から何まで・・・すまないな、このお礼は必ずさせてもらうよ」
そう言うと、恭子ちゃんがまぶたをゴシゴシしながら起きた
「むぅ・・・ここは?」
「真人と夜宵ちゃんの家だ、寝たまま、家まで連れて行けないからな」
「恭子ちゃん、もうちょっとでご飯出来るから、英二と一緒に食べて行きなよ」
「真人君・・・ありがと、夜宵ちゃんも、ありがと~」
そう言うと、恭子ちゃんは台所に向かって手を振った
それに答えて夜宵はニコッと微笑んで手を振った
「ふぅ・・・綺麗なお家だねぇ、お見舞いで来た時はリビングに入らなかったし・・・」
「何時、誰が来ても良いように掃除してあるんだ、母さんの言い付けでね」
「真人君のお母様・・・」
「あぁ、掃除とご飯に関しては凄く五月蝿かったよ」
俺がそう言うと、恭子ちゃんは・・・
「真人君のお母様って、凄く優しい人なんだね」
すると、チャイムが鳴った・・・
「誰だろう・・・」
「真人君、きっと愛華先生だよ、お線香あげに来るって言ってたから」
「そうか・・・」
俺は1人で玄関に行き、鍵を開けてドアを開くと
そこに立っていたのは、夜宵が言った通り愛華先生だった
「こんばんは、こんな時間にごめんなさいね」
「いえ、さっ、上がって下さい」
家の中に愛華先生を案内する・・・
リビングに入ると・・・
「あら、英二君と恭子ちゃんも来てたの」
「愛華先生じゃないですか・・・どうしたんですか?」
「真人君のお母様とお父様の仏壇にお線香をあげに来たのよ、昔の生徒だから」
「そうだったんですか・・・」
俺が仏壇が置いてある和室に案内する・・・
仏壇には母さんと父さんの亡くなる
少し前に撮った時の写真が写真立てに入って置かれている
「ふふふ・・・やっぱり変わらないわねぇ」
すると愛華先生は仏壇の前に置いてある
座布団に座り、お線香に火を付けて、線香立てに立てる
そして両手を合わせて、黙祷をし始めた・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
黙祷が終わると
「ありがとう、これでスッキリしたわ」
「そうですか・・・あっ、愛華先生、これから用事あります?」
「用事?、特にないわ・・・でも、どうしたの?」
「良かったら、晩御飯を食べて行きませんか?、英二達も食べて行くんですよ」
そう言うと・・・
「そこまでお世話になれないわ」
すると、和室に夜宵が入って来て・・・
「食べてって下さいよ、今日はお鍋なんです、皆で食べた方が美味しいから」
「そう・・・迷惑じゃなければ、お呼ばれしようかしら」
そう言うので、リビングに戻ると
既に英二と恭子ちゃんはテーブルの椅子に座っていた
そしてテーブルの真ん中にはカセットコンロが置かれ
その上に大きな土鍋が置かれていた・・・グツグツと音を立てている
それに・・・良い匂いがするなぁ・・・
「あら・・・美味しそうな、お鍋ね」
「これは、真人君のお母さん、小雪小母様が残したレシピ通りに作ったんです」
「あの子の・・・通りで、懐かしい匂いがした訳ね・・・」
「知ってるんですか?、母さんが作った鍋・・・」
そう言うと・・・
「17年前の、文化祭でね、小雪ちゃんの班はお鍋で配ろうって事になって」
「その時のお鍋が・・・これですか?」
「そうよ、もう出してから大人気でね、すぐに売り切れちゃったのよ、このお鍋」
「えへへ・・・レシピに書いてある通り作ったけど・・・味も同じかな・・・」
皆でテーブルの椅子に座って、いただきますをして食べ始めた
「おっ・・・美味い・・・」
「あら・・・凄いじゃない、夜宵ちゃん・・・そっくりよ、この味」
「良かったぁ・・・心配してたんです・・・上手く出来てたか・・・英二君達はどう?」
モグモグと食べた英二は・・・
「凄いよ、美味しいよこのお鍋」
「わぁ・・・私が作ったお鍋より美味しいよ、夜宵ちゃん」
「えへへ・・・ありがと、皆」
それから俺と夜宵、英二と恭子ちゃん
愛華先生の5人でご飯を食べた・・・
 

第2話『懐かしい物』(10)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年11月 8日(土)22時30分44秒
返信・引用 編集済
  俺と夜宵と愛華先生の3人で屋上で昼食を食べてる途中・・・
「そうだったんですか・・・母さんと父さんを知ってるんですか、愛華先生」
「昔の2人と今の真人君と夜宵ちゃんがそっくりだから、もしかしてって思ったけど」
「私も保健室で聞いた時、ビックリしちゃった・・・」
「母さんと父さんもこの高校の出身って事は知ってたけど・・・そこまで知らなかった」
俺がそう言った後、愛華先生は
ポケットから1枚の写真を取り出した
「これが当時の写真よ」
その写真には、学生服を着た
俺の母さんと父さん、白衣を着た愛華先生の3人が写っていた
「わぁ・・・凄いね真人君、小父様にそっくり」
「ホントだな・・・夜宵だって、俺の母さんにそっくりだぞ?」
瓜二つと言っても良いぐらい
夜宵は母さんにそっくりだった
「ホントだね・・・凄いなぁ」
「凄く懐かしいわねぇ・・・確か高校卒業間際に結婚して子供が生まれたから・・・」
って事は・・・
「愛華先生、この写真は何年前の物ですか?」
「これは・・・17年前の、2003年の時の物よ」
「若い・・・って事は、母さんと父さんが生きてたら、35歳?」
「そういう事になるわねぇ、18歳の時に生まれたのよ、真人君は」
あれ・・・でも
「そう考えると、俺と夜宵が同い年で、親が知り合いとなると・・・」
「同い年って考えるのが普通だと思うわ、当時もう一組居たの、同じく結婚した2人が」
「それって・・・もしかして、冬樹慶と安藤優衣って名前じゃ・・・」
「そうよ・・・夜宵ちゃんのご両親とは何時も連絡を取り合ってたからよく知ってるわ」
そうか・・・知ってたのか愛華先生は
「それにしても・・・今日襲ってきたのは・・・」
「アイツは・・・俺の母さんと父さんを殺した・・・だから許せない」
「今日襲って来た人のせいで・・・小雪小母様と祐二小父様は・・・」
「そう・・・辛いでしょう・・・真人君」
愛華先生・・・
「いえ・・・もう辛い何て言えませんよ、母さんと父さんに怒られますから」
「ふふふ・・・本当に真人君は祐二君にそっくりね・・・」
それから楽しくご飯を食べた・・・

放課後、家に帰り、夜宵と2人で
ソファーに座ってテレビを見ていると・・・
突然、誰かが玄関のドアを叩いた・・・
「お~い!!、真人~、居るか~!!」
この声は・・・英二
俺は急いで玄関に行き、ドアを開けた
「どうしたんだよ」
「じっ・・・実は、恭子が家出しちゃったんだよ」
「恭子ちゃんが!?」
すると俺の後ろに居た夜宵が・・・
「何処に行ったか心当たりある?」
「いくつかあるけど・・・とても1人じゃ」
「分かった、手伝うぞ、夜宵」
「うん、急いで探しに行こうよ」
そして俺と夜宵は英二と3人で恭子ちゃんを探しに行く事に・・・

探し始めて3時間、日も落ち始めて、暗くなり始めていた
そして、最後に英二が行くと行った所で・・・
「この先って確か展望公園・・・」
「そうだ・・・ここは俺が恭子に告白した場所なんだ・・・」
「だから・・・きっとここに居るって?」
夜宵がそう言うと、英二は頷いた・・・
そして3人で走って、展望公園に着く・・・
すると、そこには、ポロポロと涙を零しながら景色を見る恭子ちゃんが居た
「恭子!!」
「っ!?、どうして・・・ここに・・・」
英二が1歩近づくと
後ろに1歩下がる恭子ちゃん
「どうして・・・家出なんかするんだ」
「私の事なんて・・・・もうどうでも良いんでしょ!?」
恭子ちゃんは大粒の涙をボロボロ零しながら
叫ぶ・・・一体、何があったんだ・・・
「どうしてそんな事、言うんだ・・・俺には恭子しか居ない」
「じゃ・・・一緒に歩いてた女の人は誰?」
「あれは・・・」
「私に魅力がないから・・・だから英二君は・・・」
口は出さない方が良いな・・・
「違うって、恭子」
「魅力が無いなら頑張るから、頑張って綺麗になるからぁ・・・だから私を捨てないで」
「恭子・・・」
「私は・・・英二君じゃないとダメなの・・・男の人は英二君しか愛せないの」
恭子ちゃんは声を振り絞るように喋る
「あの人はそんなんじゃない・・・」
「じゃ・・・誰?、あの女の人は誰?」
「あの人は俺の姉貴だよ、前にも姉が1人居るって言っただろ?」
「でも・・・どうしてそのお姉さんと仲良く買い物してたの?」
恭子ちゃんが涙を拭く・・・
「明日・・・恭子、誕生日だろ?、だから・・・プレゼントを買いに・・・」
英二は照れてるのか、視線をずらしている
「えっ・・・」
「聞いてからプレゼントしたんじゃ、サプライズの意味が無いからさ・・・これ」
すると英二はポケットから1つの箱を取り出した
恭子ちゃんは英二の目の前に立って・・・
「開けて・・・良い?」
「あぁ・・・良いよ」
そう言うと、箱を開ける恭子ちゃん
「あっ・・・可愛い・・・ペンダントだ」
「受け取ってくれないかな・・・そのペンダント」
「うん・・・」
ペンダントを付けると・・・
恭子ちゃんは再び泣き始めて、英二に抱き付いた
「うえぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!、英二君・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい」
「おいおい・・・そんなに泣くなよ、恭子・・・」
「だって・・・えっく・・・私・・・勝手に勘違いして・・・」
「気にするなって・・・もう過ぎた事だ・・・気にしてたら前に進めないぞ」
胸に顔を埋めて泣いている
恭子ちゃんの頭を撫で撫でする英二
「だから・・・恭子?」
すると、恭子ちゃんは泣き疲れたのか
寝てしまった・・・
「恭子・・・どうしような・・・」
「よかったら、家に寄ってけよ、歓迎するよ」
「そうか・・・悪いな真人、夜宵ちゃん・・・」
「別に良いよ、英二君と恭子ちゃんなら」
それから英二は恭子ちゃんを抱っこして
俺の家に向かった・・・
 

第2話『懐かしい物』(9)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年11月 8日(土)11時47分50秒
返信・引用 編集済
  私は気を失った真人君を保健の先生に頼んで
保健室まで運んでもらって、ベッドに寝かせる・・・
「あの・・・愛華先生は真人君が魔術師だって知ってるんですか?」
「えぇ、入学早々、私に言って来たわ、腕の事でいくつか聞きたいって」
「先生は・・・魔術師の事、どう思ってるんですか?」
そう言うと・・・愛華先生は・・・
「どう思うも何も、同じ人間じゃない、魔術が使えても使えなくても」
「そう・・・ですよね、良かった・・・愛華先生も認めててくれて、魔術師の事」
「怪我の手当ては終わってるわ、夜宵ちゃんはどうするの?」
「どうするって・・・えっと・・・」
そう言うと・・・
「一緒に居たいのなら、担任の先生には私が言っておくし、私は保健室を出るけど」
「愛華先生・・・ありがとうございます・・・」
私がそう言うと、先生はニコニコと微笑みながら保健室を出て行った
それから私は真人君が寝ているベッドの横に椅子を置いて座り
今はスヤスヤと眠っている真人君の左手を握る・・・
「真人君・・・」
暖かい・・・でも
この手の暖かさを感じてると・・・
「うっく・・・真人君・・・うえぇぇぇぇぇぇぇん」
ボロボロと大粒の涙を零す
零れた涙は真人君の左手に落ちる
「うぅぅ・・・お願い・・・起きてよぉ」
体を揺すると・・・
「うっ・・・うぅぅ・・・夜宵?、どうしたんだ、そんなに泣いて」
真人君が私の頭を撫で撫でしてくれた・・・
「はふぅ・・・真人君・・・良かったぁ・・・」
思いっきり、私は真人君に抱き付いた・・・
「どうしたんだ、夜宵・・・俺は死んでないぞ」
「だってぇ・・・急に倒れるからぁ・・・私、心配して・・・」
「アイツは本気を出してなかった・・・俺は本気だったけど・・・」
すると、真人君は私を抱きかかえて
私を布団に入れてくれた・・・暖かい・・・
「どっ・・・どうしたの?」
「どうしたのって・・・一緒に寝たいだろ?」
「うっ・・・うん・・・寝たい・・・」
「じゃ、それで良いじゃないか」
そう言うので、私は言葉に甘えて
真人君の胸に顔を埋めたまま、少し寝る事にした

目を開けると・・・私は保健室のベッドで
真人君の胸に顔を埋めていた・・・顔を少し上げると
私の目に映ったのは、真人君の寝顔だった・・・
「真人君・・・ふふふ・・・ぬくぬくだぁ」
そう胸に顔を埋めていると・・・
ベッドを仕切っていた、カーテンが開き
愛華先生がひょこっと顔を出して・・・
「あらあら・・・仲が良いわねぇ、真人君と夜宵ちゃん」
「あっ・・・愛華先生・・・」
「良いのよ別に、付き合ってるの知ってるし幼馴染だって事と一緒に暮らしてる事もね」
「愛華先生・・・」
そう言うと、愛華先生はベッドの隣に置いてある椅子に座って・・・
「真人君と夜宵ちゃんを見てると・・・思い出すわぁ」
「思い出す?、何をですか?」
「昔ね、私がまだこの学校で働き始めた頃、居たのよ、幼馴染で凄く仲の良い2人が」
「愛華先生が新人の頃って事ですか?」
そう言うと・・・
「そうよ、真人君と同じ名字で藤田祐二っていう人と、杉林小雪っていう人よ」
まさか・・・その人達は・・・
「愛華先生、その2人はその後どうなったんですか?」
「もちろん、結婚したわよ、子供も1人居るらしいけど・・・会った事はないわ」
「結婚してから会ってないんですか?、その2人と」
「えぇ、結婚式で会って以来・・・私がようやく落ち着いて仕事が忙しくなったから」
感じからして・・・間違いなく・・・
「愛華先生・・・真人君のママとパパの名前、知ってます?」
「知らないわ・・・何回か聞こうと思ったけど・・・中々、教えてくれる?」
「えっと・・・ママが小雪っていう名前で、パパが祐二って名前ですけど・・・」
そう言うと、愛華先生は・・・
「それ、本当?」
「はい・・・真人君が、母さんと父さんも幼馴染だったって・・・教えてくれました」
「そう・・・あの2人の子供なのね・・・真人君、あの2人は元気にしてる?」
「あの・・・その・・・言い難いんですけど・・・」
そう言うと、愛華先生は・・・
「良いわ、言ってちょうだい・・・」
「10年前に・・・ダークネス・フォースから真人君を守って・・・亡くなりました」
「そう・・・真人君が起きたら伝えてくれる?、お線香あげに行っても良いか」
「はい・・・分かりました、確かに伝えておきます・・・真人君に」
そう言うと、愛華先生は・・・
「ありがとう・・・そうそう、夜宵ちゃん、もうお昼だけど・・・」
「お昼か・・・真人君、起きて、真人君」
私はベッドから降りて真人君の体を揺すると・・・
「うぅ・・・夜宵・・・どうしたんだ?、愛華先生も・・・」
「もうお昼だって・・・ご飯食べようよ、私お弁当作ってあるから」
「そうだな・・・それじゃ屋上に行こうか、愛華先生もどうですか?」
「良いの?、2人の邪魔じゃない?」
愛華先生・・・
「別に良いですよ、一緒に食べた方が美味しいですよ?」
「そう・・・それじゃ、お言葉に甘えて、一緒に食べましょうか」
そういう事で、愛華先生、私、真人君の
3人で屋上で昼食を食べる事に・・・
 

第2話『懐かしい物』(8)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年11月 7日(金)19時50分29秒
返信・引用 編集済
  お風呂に入って、パジャマに着替えてから
少しリビングで涼んだ後、部屋に戻ってから一緒に寝る事に・・・
「むふぅ・・・暖かい・・・」
そして、隣には夜宵
何時も通り、俺に抱き付いている
「ホントに夜宵は甘えん坊なんだな・・・」
頭を撫で撫でしてあげると・・・
「むぅ・・・真人君にしか甘えないもん・・・大好きな真人君にしか・・・」
「よしよし・・・夜宵は俺の事、大好きだもんなぁ・・・俺も夜宵の事、大好きだけど」
そう言うと、抱き付く力が少し強くなった・・・
「真人君のお嫁さんになるんだもん・・・」
「そうかそうか・・・俺のお嫁さんになるのが夢だったな」
「その為に・・・花嫁修業だってしてるんだもん」
「早く結婚したいけど・・・あの問題が落ち着かない事には・・・」
そう言うと・・・
「あの問題?」
「魔術師同士の戦いが落ち着かないと・・・ニュースでも最近、ビルが壊されたって」
「そういえば、言ってたね・・・結構、大きな会社のビルが1発で吹き飛ばされたって」
大きく新聞にも載ってた・・・
有名会社ビル、ダークネス・フォースと
シャイニング・フォースとの戦いで吹き飛ばされるって・・・
「夜宵には悪いけど、何時かは俺もその戦いに巻き込まれる・・・絶対・・・」
「真人君・・・それでも私は真人君の傍に居る・・・妻になる女の子が傍に居なきゃ」
「夜宵・・・でも、危険な戦いになる・・・下手をすれば命を落とすかもしれない」
「覚悟は出来てるよ・・・真人君が魔術師だって知った時から・・・」
夜宵・・・
「分かった・・・その意思、俺に・・・ずっと・・・付いて・・・」
俺は最後まで言葉を言わず寝てしまった・・・

翌日、朝、俺は何時も通り、起き上がると
「夜宵が居ない・・・台所かな」
今日は学校の日だ・・・学生服に着替えて
リビングに向かった・・・

台所で鼻歌を歌いながら料理をする夜宵
「夜宵・・・」
「何?、真人君・・・あっ」
俺は後ろから夜宵を包むように抱きしめる
「どうしたの?、こんな朝から・・・」
「おはよう・・・夜宵」
「真人君・・・おはよう」
そして夜宵を放すと
「どうして、止めちゃうの?」
夜宵が目をうるうるさせて
俺を見つめる・・・
「早く夜宵の美味しい朝食を食べたいからな、食べ終わったらまたしてやるから」
「ホント?、ホントに抱きしめてくれる?」
「あぁ、いっぱいしてやる、だから、とびっきり美味しい朝食頼むぞ?」
頭を撫で撫でしてあげると・・・
「えへへ・・・うん・・・」
そのまま俺はソファーの所に行って
座り、ご飯が出来るのを楽しく待つ事にした・・・

ご飯を食べて、登校・・・
学校に到着して校庭を歩いていると
「うっ・・・うあぁぁぁ・・・」
俺の左腕の刻印が光り始めた・・・
「真人君!!、どうしたの!?」
この感じは・・・忘れもしない
俺は校庭を歩いている生徒全員に向かって
「皆!!、急いで校舎に入るんだ!!」
皆、驚いたが何かあったとすぐに察知して校舎に入って行った
そして、校庭には俺と夜宵、そして・・・ローブを身に纏った男
「貴様・・・」
「どうした小僧、俺を知ってるのか?」
そして男はローブを外した・・・
顔があらわになる・・・やっぱりコイツは・・・
「忘れるか!!、10年前・・・俺の母さんと父さんを殺した奴の顔を!!」
「10年前?、あぁ・・・哀れなシャイニング・フォースの小雪と祐二のガキか」
「貴様・・・許さん!!」
左腕を前に出して呪文を唱え始めた・・・
「ヴァルム・デス・ゴルフォニア、地獄の豪炎!!」
灼熱の炎がローブの男を包む・・・
「どうだ・・・」
すると・・・
「ふん・・・温いな小僧」
その声が聞こえて来た後
「ウィプタ・ソドム・ティアニカ、終焉の炎!!」
俺が出した炎は吹き飛び
代わりに更に強力な炎が俺に向かって来た
「夜宵!!、逃げろ!!」
「うっ・・・うん!!」
そう言うと、夜宵は俺から離れた
それを確認した後に、俺は・・・
「デュムン・ティソネ・アブルード、皇魔術壁!!」
その炎を防ぐ・・・が
完璧に防ぐ事が出来ず、炎が俺の体を包んだ
炎が消えた後・・・俺は地面に倒れてしまった・・・
「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・クソッ!!」
「ふん、小僧が調子に乗るからだ・・・まぁいい、今日は小手調べだ」
そう言うと、男はスッと姿を消した・・・
すると、夜宵が俺の横に駆け寄って来て・・・
「大丈夫!?、真人君・・・」
「あぁ・・・大丈・・・夫・・・」
俺はそのまま意識を失ってしまった・・・
 

第2話『懐かしい物』(7)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年11月 4日(火)13時29分32秒
返信・引用 編集済
  ペンギンを見てから帰る事に・・・
「夜宵、悪いけど先に外で待っててくれ、俺トイレ行ってくるから」
「分かった・・・早く来てね、寂しいから・・・」
「うん、もちろんだ」
そう言うと1人で外に出る夜宵
それを見届けると、俺は1人でお土産店に来た
「すいませ~ん、あのショーウインドにあるペンギンの人形下さい」
「はい、丸々ペンギン人形ですね、分かりました」
そう言うと店員さんはショーウインドから人形を取り出し
レジに持って来た・・・可愛い人形だなぁ・・・
「こちらは、5400円になりますが、よろしいでしょうか?」
「はい、プレゼント梱包してもらえますか?、彼女にプレゼントするんで」
「もちろん、2分ほどお時間を頂きますが・・・」
「良いですよ、これ代金の5400円です」
代金を店員さんに渡すと、店員さんはお金を
レジにしまって、人形を梱包し始めた・・・

プレゼント用に人形を梱包してもらって
それを持って、外で待ってる夜宵の所に向かった
「夜宵、ゴメンゴメン、遅れちゃった」
「もう・・・1人で寂しかった・・・あれ」
俺が持っている袋を見て不思議そうな顔をする
「夜宵にプレゼントだ、はい」
「何かなぁ・・・見て良い?」
「良いよ、きっと喜んでくれると思う」
夜宵に袋を渡すと、夜宵は袋の中を覗く・・・
「あっ・・・ペンギンさんのお人形だぁ」
「ショーウインドに張り付いて見てたからな、欲しかったんだろ?」
「うん・・・良いの?、これもらっても」
「あぁもちろんだ、夜宵の為に買ったんだから、夜宵の物だよ」
そう言って、夜宵の頭を撫で撫でしてあげると・・・
「えへへ・・・ありがと♪、真人君♪、チュ」
すると夜宵は背伸びをして
俺にキスして来た・・・
「夜宵・・・帰ろうか?」
「うん・・・腕組んで帰ろうよぉ、良いでしょ?」
「あぁ、構わないよ、さっ」
そう言うと俺の腕に自分の腕を絡める夜宵
そしてそのまま俺と夜宵は家に帰る事にした・・・

家に帰ると、夜宵と2人でソファーに座ってテレビを見る事にした
「おっ・・・人形はどうしたんだ?」
「部屋に飾ってるよ、大事にするね♪」
そう言うと、俺にもたれる夜宵
「そうかそうか・・・良かったよ、喜んでくれて」
「えへへ・・・むぅ・・・暖かいねぇ、真人君は・・・」
「ありがとう、そうだ、夜宵・・・晩飯は何作るの?」
「えっとねぇ・・・今日はね、オムライス作ってあげる、好きでしょ?」
オムライスかぁ・・・
「久しぶりだな、オムライス食べるの、とびっきり美味しいオムライスを頼むよ、夜宵」
「うん♪、真人君がビックリするぐらいのオムライス作ってあげる♪」
そういえば、子供の頃もよく作ってくれたな
オムライス・・・母さんのオムライスも美味しいけど
夜宵が作ってくれたのも美味しくて、子供の頃はよくねだったなぁ
そう考えていると、夜宵はエプロンを着けて台所で料理をし始めた・・・
「楽しみだなぁ・・・夜宵の特製オムライス・・・」
俺は1人でソファーに座って
待つ事にした・・・

晩御飯、2人でご飯を食べる
「えへへ・・・どう?、オムライス」
「これは・・・凄いな・・・ケチャップで文字が・・・」
俺の分のオムライスが乗っているお皿に
ケチャップで真人君と書いてある・・・
そして、俺の分のオムライスにはハートが書いてあり
そのハートの中に、英語でLOVEと書いてある・・・
「だって・・・真人君の事、大好きだから・・・」
「ありがとう、夜宵・・・ありがたく、食べさせてもらうよ」
1口、オムライスを食べる・・・
「むぅ・・・卵がフワフワしてて美味しいよ、夜宵」
「良かったぁ・・・えへへ・・・凄く頑張ったんだよぉ?」
「ありがとう・・・」
そう言って、隣で食べている
夜宵の頭を撫で撫でしてあげると・・・
「むふぅ・・・もう、撫で撫でじゃなくて・・・抱きしめて欲しいな・・・」
「それは・・・部屋に帰ってからだ、それで良いだろ?」
「うん♪、ちゃんと・・・抱きしめてね?」
「あぁ・・・夜宵が気持ちよ過ぎて寝ちゃうくらいしてやろう」
そう言うとニコニコと夜宵が微笑む・・・
 

第2話『懐かしい物』(6)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年11月 2日(日)18時46分54秒
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  翌日、すっかり元気になった
夜宵と朝食を食べた後、コーヒーゼリーを食べてから・・・
「ねぇねぇ真人君」
「何だ?、夜宵」
すると突然、俺に抱き付く夜宵
「治ったら思いっきり甘えて良いって言ったから・・・」
「あぁ・・・好きなだけ甘えて良いぞ」
そう言うと、夜宵は俺の胸に顔を埋めて摺り摺りし始めた
「ふふふ・・・真人君・・・暖かい・・・」
「そうか・・・ホントに夜宵は俺の隣が大好きだな」
「だって、真人君の隣に居ると・・・私の体もポカポカしてくるんだぁ」
頭を撫で撫でする
「それに・・・心もポカポカしてくるの♪、だから・・・大好きなの♪」
夜宵・・・
「そうかそうか、それじゃ・・・ずっと傍に居てくれるか?」
「うん♪、真人君と結婚して・・・幸せいっぱいで明るい家庭を作る♪」
顔を上げて俺を見つめる夜宵
俺は夜宵に顔を近づけて・・・キスをした
「んっ・・・ふっ・・・」
唇を離すと・・・
「えへへ・・・真人君、私をちゃんと・・・お嫁さんにしてね♪」
「あぁ・・・約束だ・・・必ず夜宵をお嫁さんにしてやる・・・」
そう言うと、再び俺の胸に顔を埋めて
甘える夜宵・・・そんな夜宵の頭を俺は優しく撫でる・・・
「ねぇねぇ真人君」
「何だ?、夜宵」
俺がそう言うと・・・
「何時・・・結婚しようか?」
「気が早いな夜宵は・・・そうだなぁ、遅くても高校を卒業してからだろ」
「そっか・・・私としては・・・早くしたいけど・・・」
「まぁ早くするにしても遅くするにしても、タイミングは俺が決める、それで良いな?」
そう言って、頭を撫で撫ですると
「うん・・・私、真人君が決めてくれるの待ってる、ずっと・・・真人君の傍で・・・」
「そうか・・・そうだ、夜宵、今日はデートに行こうか?」
「えっ?、デート?、うん♪、行く行く~♪」
「それで・・・今日は夜宵が行きたい所を言うんだ、これも甘えの1つだぞ?」
そう言うと・・・
「えっと・・・動物園に・・・行きたい・・・ペンギンさん・・・」
「そうかそうか・・・ペンギンが見たいか・・・それじゃ行くか、隣街に」
「うん♪、行く~♪」
凄く喜んでくれてる・・・

それから隣街の動物園にやって来た
「わぁ~、シロクマさんだよぉ」
「そうだな・・・大きいなぁ、シロクマ」
目の前の飼育部屋では2頭のシロクマが
ドシドシと歩いている・・・
「可愛い~♪」
そういえば、来る途中に言ってたな
動物園にだけは駄々こねて連れて来てもらったって
お母さんとお父さんは忙しかったけど・・・
はしゃいでる私を見て、癒されたって・・・言ってたな
「ねぇねぇ真人君、ペンギンさん見に行こうよぉ」
「おいおい、楽しみは最後にとっておけ」
そう言って頭を撫で撫でしてあげると
「むぅ・・・分かった・・・」
そう言うと、夜宵はお土産店を見つけ
1人で走って、売り場に行ってしまった
「わぁ・・・ペンギンさんのお人形だ・・・」
ショーウインドに張り付いて
中に入ってる、少し大きい丸いペンギンの人形を見てる
「夜宵、置いてくぞ~」
「ゴメ~ン、待って~」
そう言うと、すぐに戻って来た
ペンギンの人形か・・・よし・・・

次に見たのはキリン・・・
「わぁ・・・大きいねぇ」
「やっぱり首が凄いなキリンは」
キリンはムシャムシャと餌を食べている
「ピピンっていう名前なんだってこのキリンさん」
「可愛い名前だなぁ、良い名前付けてもらって良かったな~」
キリンに向かって手を振るとこっちをチラッと見た
「そろそろお昼だな・・・どうする?」
「う~ん・・・どうしよう」
「さっき案内板見たら、出入り口の近くにレストランがあるんだ、そこに行こう」
「うん♪、行く行く~♪」
夜宵が腕を絡めて来た・・・
まぁ良いか、俺は夜宵を連れてレストランに向かう

レストランでご飯を食べた後
「真人君真人君、見て見て~♪、コアラさんだよ~」
「おぉ・・・可愛いなぁ、コアラ・・・親子だなあれは」
指差した先に居るコアラは
お腹に子供を抱いていた・・・
「ホントだぁ、子供も可愛いなぁ」
目をキラキラさせてコアラを見ている夜宵
 

第2話『懐かしい物』(5)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年11月 2日(日)17時39分11秒
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  夕方、英二と恭子ちゃんが夜宵のお見舞いにやって来た
「いやぁ・・・綺麗だなぁ、真人の家は」
「はっはっはっ、夜宵と2人で掃除してるからな」
2人を部屋に案内すると
夜宵は上半身だけ起こして、本を見ていた
「あっ、恭子ちゃん、英二君、来てくれたんだ」
「元気だな夜宵ちゃん、真人のおかげで」
「うん・・・元気そうで良かったよ、夜宵ちゃん」
すると恭子ちゃんが小さな紙袋を差し出した
「これは?」
「夜宵ちゃんが好きって言ってた、コーヒーゼリー、治ったら食べてね」
「ありがと♪、恭子ちゃん」
中を確認した後、紙袋を俺に渡す夜宵
「それじゃ、早いけど帰るよ、真人と夜宵ちゃんの邪魔しちゃ悪いしな」
「それじゃあね・・・真人君、夜宵ちゃん」
俺は2人を見送った後、コーヒーゼリーを
冷蔵庫に入れてから、夜宵が居る部屋に戻る
「真人君・・・」
夜宵がソワソワしている
「どうした?」
「うぅ・・・キスして」
「分かった・・・」
俺は夜宵の隣に座り、抱きしめてキスをした
「んっ・・・」
唇を離すと・・・
「もう大丈夫そうだな、夜宵」
「うん・・・もう大丈夫だよ、頭もボーっとしないし、体もダルくないよ」
「それじゃリビングで一緒にテレビでも見ようか?」
「わ~い♪、ありがと♪、真人君」
俺は夜宵にお姫様抱っこをする・・・
「あっ・・・」
「これで行こうか」
「あぅ・・・真人君・・・」
「嫌か?、俺にお姫様抱っこされるの」
そう言うと頭を横に振る夜宵・・・
「嫌じゃないよ・・・」
「そうか・・・それじゃ行こう」
俺はそのまま夜宵を抱っこして
リビングに向かった・・・

リビングに着くと、俺はソファーに座る、すると突然夜宵が・・・
「ねぇねぇ・・・真人君の膝に座って良い?」
「俺の膝?、良いよ、こんな膝でよかったら」
そう言うと、俺の膝に座る夜宵
その後、俺は夜宵を優しく包み込むように
後ろから腕を回して抱きしめる・・・
「真人君・・・」
「夜宵は柔らかいなぁ・・・」
本当に夜宵は柔らかい・・・
「むぅ・・・」
「それに良い匂いもする」
首筋の匂いを嗅いでみる・・・
「んぅぅぅ・・・恥ずかしいよぉ」
「そうやって恥ずかしがる、夜宵も好きだ・・・」
すると夜宵は両腕をブンブンと上下させて怒り・・・
「もう!!、真人君のバカ・・・」
「バカ?、酷いなぁ・・・夜宵の事褒めたのに」
夜宵を俺の膝から下ろして
頭も撫で撫でしてあげなかった
「むぅ・・・どうして止めるの?」
「夜宵が俺の事、バカって言ったし、怒るからな」
すると夜宵は泣きながら俺に抱き付いて
「やだぁ・・・止めないでぇ・・・謝るからぁ・・・止めないでぇ」
俺の胸に顔を埋めて泣いている
夜宵を抱きしめて頭を撫で撫でしてあげると
「よしよし・・・」
「真人君・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい」
今度は夜宵にキスをしてあげる・・・
「んっ・・・真人君・・・許してくれるの?」
「許してなかったら、抱きしめないし、キスもしないだろ?」
もう1回キスをする・・・
「真人君・・・」
俺は夜宵を再び
膝の上に乗せて、後ろから抱きしめて
2人でテレビを見始めた・・・
すると、今度は夜宵が自分で俺の膝から下りた
「どうしたんだ?」
「膝に座るんじゃなくて・・・」
すると、今度は俺の膝に頭を乗せた
「こうしたいな・・・ダメ?」
「良いよ、夜宵・・・」
頭を撫で撫でしてあげると
目を細めて喜ぶ夜宵・・・
「えへへ・・・」
夜宵の頭を撫で撫でしながら
2人でテレビを見る・・・
 

第2話『懐かしい物』(4)

 投稿者:ユオ  投稿日:2008年11月 2日(日)06時56分23秒
返信・引用 編集済
  2日後、俺は朝から夜宵を看病していた
昨日のお昼に大雨が降った・・・本当は俺が
行けば良かったのに、夜宵が1人で洗濯物をしまったから・・・
夜宵が風邪をひいてしまったのだ・・・
「ごめんな・・・夜宵、俺が行けば良かったのに」
「はぁ・・・はぁ・・・大丈夫だよぉ、これぐらい」
俺は長手盆に作ったお粥を乗せて持って来ていた
「ほら、お粥作って来たから、食べろ」
「うん・・・はぁ・・・ありがとう、真人君」
ミニテーブルの上に置いて蓋を開ける
すると夜宵が突然・・・
「むぅ・・・ねぇ真人君・・・」
「何?、他に何か欲しい物でもあるのか?」
すると俺の手を夜宵が握った・・・
「食べさせて欲しいなぁ・・・ダメ?」
「良いよそれぐらい・・・ほら」
蓮華でお粥をすくって食べさせてあげる
「美味しいか?」
「うん・・・真人君が作ってくれたお粥・・・美味しい」
「良かった・・・実はこれ、母さんが作ってくれたお粥と同じなんだ」
「小母様が?」
そうだ・・・これは俺が風邪をひいた時
母さんがよく作ってくれた物・・・
「うん、レシピがあったの思い出してな、それを引っ張り出して作ったんだ」
「えへへ・・・通りで懐かしい感じがしたんだ・・・私も一度食べた事あるんだよ?」
食べた事がある?
「そうだったっけ?」
「うん、子供の頃・・・このお家に泊まった時、私風邪ひいちゃったの」
「あぁ・・・そういえば、うん確かに・・・」
「その時に小雪小母様が私の為に作ってくれたの♪」
そういえば・・・確かに母さんが作ってたな
「そうだったなぁ・・・懐かしいな、あの時もずっと俺が看病してたんだよな」
「うん・・・あの時の真人君も優しかったけど・・・今の真人君の方がもっと好き♪」
夜宵・・・
「夜宵・・・ありがとう」
もう1口お粥を食べさせてあげた後
夜宵の頭を撫で撫でしてあげると・・・
「あっ・・・」
夜宵は目を細めて喜ぶ・・・
「真人君・・・えへへ♪」
更に1口食べさせてあげる
「ねぇねぇ、今度はフーフーして欲しいなぁ・・・」
「仕方ないな・・・、フーフー・・・ほら」
少しお粥を冷ましてから食べさせてあげる
「えへへ・・・美味しい・・・」
そして最後まで食べさせてあげた・・・
「ほら、今日は休んでるんだ、良いな?」
「うん・・・でも・・・1人じゃ・・・寂しいよぉ」
「我慢だ、俺のベッドで寝かせてあげてるし、治ったらたっぷり甘えても良いから」
「ホント?、ホントにたっぷり甘えて良いの?」
そう言う夜宵の頭を撫で撫でしてあげて
「あぁ・・・何でもして良いから」
「うん♪、寂しいけど・・・我慢する」
「それじゃ・・・おやすみ、夜宵」
俺は夜宵にキスをしてあげる・・・
「あっ・・・真人君・・・」
そのまま目を閉じて寝てしまった夜宵
「すぅ・・・すぅ・・・すぅ・・・」
俺は夜宵を起こさないように
そっと部屋を出て、リビングに向かった

リビングで1人、テレビを見ていると
家の電話が鳴る、俺は電話に出て・・・
「はい、藤田ですけど」
「おぉ、真人か、俺だ英二だ」
「英二か、どうしたんだ?」
電話をかけて来たのは英二だった
「いや、俺と恭子で遊ぼうと思ったんだけど、真人と夜宵ちゃんもどうかなっと思って」
「ゴメン今、夜宵は風邪ひいててさ、俺は看病しないといけないから、また今度な」
「そうかぁ・・・分かった、それじゃ帰りにそっち寄るけど、良いよな?、お見舞いだ」
「おぉ、2人で来てくれ、夜宵も喜ぶ」
そう言うと英二は分かったと言って電話を切った
今日いっぱいは様子を見ないとな・・・
熱は昨日の夜の内に引いたけど・・・何かあるといけないからな
 

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