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口蹄疫のこと

 投稿者:蒸し暑い  投稿日:2010年 5月22日(土)21時01分49秒
  被害がものすごい勢いで広がっているのを
恥ずかしながらあまり分かってなかった。
テレビも見れてないし、ラジオは音楽ばかりだし。
ようやく毎日新聞のサイトで酷い状況が分かった。

マスコミの報道を見て思うところがある。

鳥インフルエンザのときに比べて、
口蹄疫についての正しい知識を与える情報が少なすぎる。
人には感染しないから軽んじてはいないだろうか。
今、宮崎で何が起こっているか、それも必要な情報ではある。
しかし、生々しい情報よりも正しい知識を国民に与える報道。
そちらのほうがより必要なんじゃないだろうか。

現地に入る報道陣は、果たして口蹄疫に対して、
このウィルスのリスクやリスク管理などを把握しているのだろうか。
国の対応が遅いのは猛烈に批判されるべきだ。
しかし、国民に影響力があるのは、
残念ながら今の政府よりもマスコミであることを自覚して欲しい。
取材をする情熱とこのウィルスが直接的あるいは間接的、連鎖的に引き起こす甚大な被害、損害を冷静に見つめなおして欲しい。

この↓サイトをぜひ読んでください。
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/
 

韓国修行の旅

 投稿者:再びシンガポール人と間違われた  投稿日:2010年 4月29日(木)18時31分9秒
  丸々1週間、
仕事で韓国に滞在しておりました。

この仕事は…
1月にサンフランシスコの学会で初めて出会った
韓国の某女子大の先生の招待によるものでした。

2月にぷの慰安旅行でソウルに行ったときに、
他の人たちが板門店ツアーに行っている間、
私はその先生の研究室を訪問しておりました。
学生さんや先生とディスカッションをした結果、
先生が韓国の物理学会で招待講演をして欲しい、と頼まれ、
この4月の韓国出張に至ったわけです。

まぁ、変な話、
プライベートな旅行で仕事を引っ張ってきたとでもいいましょうか…
ありがとう、ぷ慰安旅行…
使えるものはぷでも使わにゃ…

ま、それはさておき、
今回の出張は少々準備が大変でした。
というのも、1週間の間に1時間、30分、40分の
各々時間の違う講演を3回しなければならなかったためです。
1時間の講演は、学生さん向けのセミナー、いわば授業。
30分の講演は、学会発表。こちらはプロ向け。
40分の講演は、元同僚の化学メーカーの研究・開発者向け。

プレゼンテーションの構成を考えてスライドを作成する際、
まず最初におおまかに決めるのはスライドの枚数。
日本語の発表なら大体1枚1分という目安ですが、
英語となると流暢に言葉が出てくるわけではないので、
時間(分)*0.9枚くらいでゆったり作るのが常でした。
今回もそのような目安で作っていざ出陣。

ところがまず最初のセミナーでは、
座長をしてくれるはずの先生が、
アイルランドの火山噴火のため韓国に帰国できず別の人に変更。
従ってセミナーの進め方も、発表後質問時間という形式でなく、
随時質問OKということになり、汗、汗…
質問に答えるため説明にふさわしいスライドを先に出したり、
結局、しっかり55枚作りこんだスライドの順番も前後しました。
ただ、とても活発な意見交換ができ良い経験となりました。

その後、学会ではセミナーで意見交換した内容も盛り込み、
さらに会社での講演は自ら随時質問OKの形で進めてみました。
特に会社では、英語が苦手なだけで聞きたいことが聞けない、
という悔しい思いをしてもらいたくなかったので、
韓国人の元同僚に質疑応答の通訳を頼みました。
その結果、現場レベルでの技術的な悩みなど、
充実した意見交換ができました。

こういう急な状況変化にも対応できるようになったのは、
日本語でのプレゼンテーションで同様なことが起きても、
特に戸惑うことなく自分のペースで話ができるようになったせいではないかと考えています。

何を隠そう、私は高校時代から英語の成績が非常に悪く、
グラマーなどはよく成績表にアヒルが泳いでいました。
研究職に就いてからも特にリスニングに難点があり、
周りの同僚たちが流暢に英語で話したり、
ネイティブの速い英語をすんなり聴きとるのを見るにつけ、
コンプレックスに思っていました。

ところが遅ればせながら今回の出張で、
英語は単なる道具だという認識を深くするようになりました。
つまり、最も重要なことは、
自分の伝えたいことを自分が如何に深く理解し、
相手に分かりやすく伝えたいという熱意なのであって、
英語を操ることが最重要なことではない、ということです。

当たり前と言ってしまえばそれまでなのですが、
英語に対して非常にコンプレックスを持っている人間にとって、
その頭の切り替えはなかなかできないものです。

今回は自分の研究発表以外にも、
韓国の学生さんといろんな話をしました。
日本の芸能人のこと、音楽のこと、映画のこと、研究室のこと、
プライベートの悩みのこと、将来のこと、そして、歴史のこと…
英語、韓国語、日本語ちゃんぽんで夜遅くまで
お酒を飲みながら、沢山話しました。

日本で育った私の考え方が韓国では違和感があったり、
韓国人でも同意できることがあったり、
逆に韓国で育った彼女たちの考え方が日本では違和感があったり、
日本人でも同意できたり…

この違いを無理にどちらかに統一しようとするからトラブルが起こるんだね、
という点は彼女たちとも同意できました。

こんな充実した会話は、
元同僚以外の外国人とはしたことがなかったので、
とても印象に残っています。
そして、また研究室に来てください、と言って見送ってくれたことは、
決してリップサービスではないと信じていますし、
とても嬉しかったことです。

職場で週一で来てくれるネイティブの英語の先生には、
あいかわらず発音やら文法やらたくさん注意されています。
ただ、その先生が言うのも、まずは意思の疎通が重要。
発音や文法をコツコツ積み重ねれば、
知らないうちにきれいな英語を話すようになってますよ、
と言っていました。

12月はハワイで招待講演。
今度はネイティブがうじゃうじゃいる場所だけど、
今回の韓国出張で少し英語で講演をするというストレスが
軽減されたような気がしています。
 

十数年ぶりのプログラミング

 投稿者:脳に皺できた  投稿日:2010年 3月16日(火)23時50分38秒
  Fortranというプログラム言語がある。
今の40代、30代後半の理系の人は、
結構使ったことがあるかもしれないが。
今じゃ、古典とも言われてしまうこのFortran。

複雑な計算も式をつらつらと書いていく感じで
プログラミングすればよいので、
C言語なんかに比べたら、
計算科学を専門にする人でなくても、
感覚的に非常に分かりやすい言語である。

学生時代、情報処理の授業で、
N88BASICという超基礎プログラミングを習ったが、
自分は実験屋だし関係ないだろう、と
その他のプログラミングには見向きもしなかった。

それが、この1週間、論文を執筆しているなかで、
どうしても計算結果と実験結果を比較必要があり、
計算をする羽目になったのである。

今や古典となったFortranについての解説は、
ググってみても数少ない。
フリーでダウンロードできるコンパイラ
(Fortranを使うための翻訳ソフトといったところか…)の
サイトも閉鎖されているところが多い。

丸々3日間、
プログラムを作る前の準備に貴重な時間を使わざるを得なかった。
あー、あのときにFortranもちゃんと学んでおけば…。

将来の役に立たないかどうかなど、
今の自分には知ったことではないのだ。
迷ったらやる。
そうすることにしている。
 

イモはんだ

 投稿者:ブッキーやねん…  投稿日:2010年 2月14日(日)21時39分18秒
  やりたい実験が既存の装置でできない場合は、
自分で作ります。費用は…ポケットマネー。
結構、こういう研究者多いんじゃないかな。

捨てられた装置から部品外してリユースしたり、
時にはパーツ屋なんかに行って、
自分でまずは試作する、なんてケースは多いものです。

今月に入ってから、
紫外線に感度の良い光検出器が欲しいところ、
ウチにはないので自作することに…。

半導体と電圧計のパーツを組み合わせて作ってみたのだが、
はんだごてのパワーが弱いのか、
なかなかはんだが溶けてくれなくて、
えらい時間がかかりました。
しかも、手先があまり器用でないので、
基板上ではんだがまん丸になっちゃう、
イモはんだだらけ…。

ま、一応動作はするのでOK。

工作は好きなんだけど、
好きと上手は別物だねぇ…。
 

喜び組

 投稿者:分析マニア<--職業病  投稿日:2009年12月29日(火)10時40分15秒
  毎年暮れは恒例のスコア集計作業。
試合毎にコツコツやってりゃいいんだけど、
お尻に火がつかないとやらない性分なため、
いつも暮れの休みに入って寝ずにやる、ってのが習慣化。
スコアに記載がないものなどは、
いろんな人に思い出してもらってようやく今年も作業終了。

作業をしていると、
あれこれ調べてみよう、と好奇心がわく。
それを調べられるのが集計担当の特権。


今年は打球の方向を分析してみた。
各バッターが飛ばす方向の割合を見ていると、
その人がバットを構える姿が目に浮かんでくる。
そして、このタイプのバッターはどうやって打ちとるか、
妄想野球大会開始である。


分析結果は次の課題を暗示している。


どうしてこういう結果がでるのだろう、と原因を考えたり、
どうやったら克服できるのだろうと、あれこれ思案することは実に楽しい。
野球ができる喜びと分析して妄想野球ができる喜び。
まさにPleasure「s」。
 

いまを生きる

 投稿者:私はナイツの漫才が好きです  投稿日:2009年12月21日(月)00時12分20秒
  今、並列してやっている研究テーマを数えてみた。

7つ、8つあるやないか~

来るもの拒まずやってきた結果だ。
うまくいっているものもあるし、そうでないものもある。


1つに絞って研究をしていくことがよいのか。
いろいろ手を出してやっていくのがよいのか。

その良し悪しは誰にも判断できない。
自分でしか判断できない。

ある人はひとつに絞れ、と言う。
その人はきっと、ひとつに絞って良い結果が出た経験があるのだろう。

ある人はいろいろやってみろ、と言う。
その人はきっと、いろいろやった結果良いことがあったのだろう。

私はどうなのか?
私が経験し、自分でその結果を判断するしかない。

私は1人しかいない。
ひとつに絞って研究をするか、
来るもの拒まず研究をするか、
「現在」の私は前者と後者の両方を選択することができない。
「未来」の私は現在の私と違う選択をすることができる。
しかし、「未来」の私は「現在」の私と全く同じ思考で動くことはできないだろう。

高校時代に観たロビン・ウィリアムス演ずる先生と生徒の物語、
「いまを生きる」という映画を思い出した。

今、自分が経験したいことを自分のやり方で一生懸命やる。
そして今得られる結果を掴む。

それでいいんじゃないか。
そんな気がしてきた。
 

伝える力

 投稿者:ここにヒントがあるのでは。  投稿日:2009年12月16日(水)23時42分10秒
  池上彰さん。
NHKの週刊こどもニュースでお父さんをやっていた人である。
池上さんの解説は、難しい国際問題や経済問題をはじめ、
医療問題や、科学技術、スポーツなど多岐に渡る。



難しいことは分からないしめんどくさい。
そう言って難しいことに取り合ってもらえない場面に出くわすことがある。
こんなとき、池上さんのような簡略且つ明瞭な説明を加えることができれば。


今、科学技術に足りないもの。
それは伝える力ではないだろうか。
 

その原因とは。

 投稿者:人は考える葦  投稿日:2009年12月14日(月)22時37分3秒
  先日の行政刷新会議が行った事業仕分け。
ノーベル賞な偉い先生方が首相に直談判やら緊急記者会見など、
科学技術予算の削減に関する反論をされておりましたね。
反論することはその通りだし、別に異論ありませんが、
そもそもなぜ削減!とか凍結!とかっていう判定が出てしまったのか、
ということを考えてみたくなりました。

結果には必ず原因がある。

科学の世界でなくとも、これは自明。
そうでなければ超常現象。

科学技術予算が事業仕分けで廃止や削減されたことは、
超常現象か、否か。

私は否だと思っている。

原因をいろいろ挙げてみましょう。
財務省主計局の陰謀論。
科学技術は切りしろ論。
官僚の説明の下手さ。
劇場型仕分けによる見せ玉論。
ホントに無駄な部分がある。(←これはホントにそうなのだ)

仕分け人や説明する官僚の科学技術各事業に対する理解度。

↑これって、もとのもとを辿れば教育に原因があるのでは?

↑じゃあどういう教育が必要なのか?

↑分かりにくい科学技術の内容を何も知らない人に伝える、という教育を受けてないのでは。

↑じゃあ、そういう授業はないのか?

↑ごく最近、日本の大学や博物館などが、そういうプログラムを開講しているけれど、こういう事業も仕分けでなくなりそう。

↑それは困りましたねぇ…

↑どうしたらよいか、考えませんか?

↑そうなのです。私は今、それを考えているのです。ハイ…。
 

そうなんよ!!!

 投稿者:意外とカーブの切れ良かったでっ  投稿日:2009年11月28日(土)19時12分21秒
  うちの職場がらみの事業仕分け結果。
廃止ゼロ、見直し11、見直しなし1。
まずは職場が無くなることは免れたようです。

で、コメントが思いのほか的確。
うちの研究者はみんなそう思ってるよ、ってこと、
コメントしてくれていて、捨てたもんじゃないね、と思った。
研究費をもっと自由に、ってコメント、実に分かってらっしゃる。

管理費が高すぎる、ってのはホントにそうなんです!!

我々研究者の間では、
自分たちで獲得してきた助成金から、
管理費を何割か差っ引かれるんだけども、
まぁ、こういうピンハネはたいていの研究機関ならある話。

うちの場合、運営交付金から各研究室に配分される予算からも、
使用している部屋代や光熱費、ガス代などがごっそり引かれてしまいます。
光熱費はよいとしても、
部屋代払うってのがくせ者で、
相当な額ごっそりピンハネされてしまいます。

研究だけでなくて事務系の人たちも大変。
ひっきりなしに研究部門からかかってくる電話ってのは、
複雑すぎるパソコンネットワークに依存した
業務管理システムのせい。
事務系の人たちがまともに仕事できるのは、
定時を過ぎてからだそうで、
分かりずらいシステム作りに命をかけるより、
人の能力を信じて、もっと分かりやすくて簡便で、
チェック機能のあるやり方を考えて欲しいと思う。

管理費が足りないなら、
研究費から削らないで役員の人件費削ってやってくれぃ。

あとは、本省のしもべになっている現状を打開したいもんです。
 

仕分けの本質

 投稿者:うちにはファミマが入ったよ。  投稿日:2009年11月26日(木)23時11分9秒
  毎日注目している事業仕分けも後半へ。
事業仕分けという試み、ワタクシは大賛成です。

助成して頂いている研究予算や職場の運営交付金も仕分け対象。
文科省からの研究補助金に関しては、削減対象に。
中小企業さんとの共同開発補助金は、凍結。
明日は職場の運営交付金。
職がなくなるかもしれません。

スパコン凍結以来、
軒並み科学技術予算は一律削減方向。
ちなみに大学やうちの職場の運営交付金などは、
ここ数年、すでにずっとカットされ続けています。

無駄なハコモノもあるし、天下り理事もいたりするし、
年度末に使い切らなきゃいけないシステムが無駄だってこと、
そういうのは削って当然、と研究者はみんな思っています。
むしろ、研究そのものに関わる部分とそうでないものを、
しっかり仕分けして欲しいのです。

基礎研究や基礎研究と開発をつなぐような研究は、
今役に立たないとしても、
将来役に立つ可能性を秘めています。

この不真面目なワタクシでさえも、
今回の研究予算関連の事業仕分け結果を見るにつけ、
日本に科学技術の未来はあるのだろうか、と、
深く憂慮してしまいます。

このままでは研究者の海外流出は逃れられません。
ワタクシもふと、海外脱出を考えてしまいました。

それでも、研究者として育ててくれた日本の、
未来に役に立てる研究開発をしたい。
意外と真面目にそう思っているもんです。

まっ、税金で働いている以上、
偉そうなことは言えまへん。
自分も控除なしでめいっぱい払ってるけどね。
 

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